「相鉄の那須」をご購入されて移り住まれてまだ1年未満というご夫妻。森での暮らしに憧れて別荘をという思いが実現。中古物件を購入されてお二人で少しづつリフォームしながら自分たちの住まい方に合わせて作り変えておられます。
奥 様:
実は那須の賃貸の別荘に住んでいました。その前は東京の練馬で暮らしていました。以前から森の中で暮らしたいと思っていたのでいろいろなところを探しました。
ご主人:
東京に住んでいたときは仕事でイラストレーションなども手がけていました。ただ東京ではどうしても絵を描く素材が限られてしまうんですね。自然を描きたいと思っていても小さな公園なんかしかないし、写真から描いては空気が伝わらない。
ご主人:
以前ニューヨークに住んでいたことがあるんです。その時、友人が住んでいた町でとても素敵な町がありましてね。マンハッタンから電車で30分程度のところにあるウエストチェスターという町。マンハッタンで仕事をする日本人駐在員たちも数多く住んでいる地域です。郊外で緑がとても多くすばらしい環境でした。みんなそういうところに住んでマンハッタンに通っているんですね。その地域に那須はどこか似ている気がします。特に「相鉄の那須」は区画も広くきれいな感じが特によく似ていて、あんなところに住みたいなといつも思っていたんですよね。
奥 様:
私は彼が勉強している期間、あちらで日本人学校の教師をしていたんです。学校は、我々が住んでいたクイーンズ地区から、マンハッタンを見ながら2つブリッジを渡ったニュージャージーにありましたが、そこも那須に良く似た感じでした。気候の感じもどこか似ていましたしね。
ご主人:
皆さん那須は雪が多いって心配されるんですが、要するにニューヨークと同じと思えばぜんぜん平気ですよ。絵を描くのが仕事ですが、東京などに出かけることもありますので、東京から近く、車の渋滞も少ない那須地区を選びました。新幹線でも1時間ちょっとだから、わりあいに便利ですしね。ほかの別荘地に比べたらまだまだ観光地化してませんし。
奥 様:
それから図書館。那須町の町営図書館が充実していたのも決め手でした。関東近県の他のリゾート地に比べ、那須は蔵書がけっこうしっかりしていて、しかも一度に借りられる本の数にも制限がないんですよ。
ご主人:
僕らのような仕事をしていると資料が必要なときが結構あるんです。インターネットが充実してきていますが、それだけでは足りないこともありますからね。調べ物をするときには図書館の充実度は重要です。
奥 様:
はい。築27年たった物件でした。下見には知り合いの大工さんに同行してもらいました。前の持ち主の方が別荘としてここ数年は殆ど来られていなかったので、見せてもらった時はジャングルのよう。入り口もわからないような状況でした。まるでトトロの森みたいでした。そのときの写真がありますがご覧になりますか?
---はいっ、ぜひ。一冊のアルバムが登場。まるでリフォーム作品集のようでした。
ご主人:
大工さんにあちこち見てもらって、ここはこうすれば大丈夫。ここはこうすればよくなるよ。ここは土台はしっかりしているね…などなど貴重な意見を頂いたので、購入することに決めました。それからが戦いの連続です。絵も描かなくちゃいけないし、手入れもしなくっちゃいけないし。結構大工仕事って始めるとはまっちゃうんですよね。
奥 様:
リビングの床も断熱材を入れて貼りなおしたんです。キツチンへのホールの壁も塗りなおして、少しずつ自分たちのテーストに合うよう改造しています。住み始めた頃はカビだらけでした。でも結構きれいになったでしょう。
---すばらしいです。でもリビングの角の床がまだ貼っていないようですが…?
奥 様:
ここには薪ストーブを入れようと思っているのでまだなんです。でもそうすると大工事になっちゃうし……。主人は床下から屋根まで大工仕事全般、私はペンキ塗り専門。ふたりで少しづつ住み易くしています。外国のツーバイフォーの本なんかが参考になっています。
ご主人:
このあたりでもやられている方がいて結構教えてくれますよ。アメリカなんかではみんな自分でやってますよ。天井と床さえしっかりしていれば大丈夫ですから。でもこの建物はほんとに夏仕様ですからね。
ご主人:
はい。結構増えました。描く対象もたくさんありますからね。以前のように自然を描きたいと思ったらスキーツアーに参加するみたいなことをしなくて済みますからね。
ご主人:
不便は不便ですよね。でも自然を採るか便利を採るかということになってしまいますからね。でも不便は承知の上と割り切っています。でも生活するうえでは車があれば大丈夫ですね。うちは1週間に一度買いだしに行くんですけれど。
この別荘地は黒磯にも近いんですけれど、白河にも車で20〜30分でいってしまうので、我々は主に白河を利用しています。白河市街には大型のショッピング施設があってジャスコやメガステージやベイシア白河モール店などがあって買い物には重宝しています。絵の額等も買えますし、病院は多いし、那須の別荘地の中でも住みやすい場所だと思います。
ご主人:
一つ一つの区画面積が大きくて、圧迫感がないことが一番ですね。それと管理がしっかりしていること。敷地内にゴミステーションがたくさんあって遠くまでもってゆく必要がないこと。それに区画内を通って黒磯駅まで送迎バスが通っていること。今は車なので必要ないですけどいざって言うときはとても心強いですね。
奥 様:
最近別荘族の皆様や芸術家の人たちと知り合う機会が増えてきました。私もここに来てから手作り人形をはじめました。今改装中のリビングをギャラリーにして、みんなに集まってもらって那須からオリジナルな文化を発信できたらと思っています。
千葉市に生まれる。大阪府立大学経済学部卒業。
5年間の小学校教諭経験の後、1987〜1989年、アメリカのPratt Institute 芸術大学へ留学。
ART STUDENTS LEAGUEにてデッサンなどを学ぶ。
全米Dutton Children's Book Competition入選。SOHOにてグループ展。
帰国後、広告、出版で仕事をする。
1994年
フィンランド航空主催イラストコンクール優秀賞。フィンランド取材旅行。
1994年
マルチメディアグランプリ・ビジネス賞受賞(アートディレクターとして)。
1998年
カナダ、Victoria取材。
2001年5月
那須高原の林の中に移住。
2002年7月
那須高原ギャラリーHisagiにて個展。
2003年3月
東京「アートの庭」にて個展。
2003年6月
福島「夢工房」にて個展。
2003年10月
倉敷「倉敷中央画廊」にて個展。
2004年4月
銀座「ギャラリー無何有」にて個展。
現在、花、木などの自然を題材とした絵をを中心に制作を続けている。
また、かなり大きな創作系のホームページを夫婦ふたりで運営し
絵、詩、絵本などを公開、インターネット上で発信している。
ホームページ『創作の森クプカ』
http://www.kupuka.com/
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